2020年の投資指針について

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今年は例年に比べて、多少はやる気があるので投資指針を策定していきます。
(これだけでも高値圏アノマリと自分の中では理解していますが、そんなの関係ねーと心の中で叫んでいます)

2019年はREITの水準訂正があったため、サテライトアセットへの比率を増やしていました。2020年もサテライトアセットに関するところに特化して強化していく方針です。既発の投資指針にブラッシュアップを行い若干アレンジを加えた程度です。

■サテライトアセット
・収益バリューな割安成長中配当株への投資を行う。
・指標の目安はROE10%以上のPER15倍以下、配当利回り2%以上で買って、成長分と割安訂正分のギャップを狙う。EXIT目安は来期予想EPSでPER15-20を想定。ROE15%以上が望ましいが、PER水準を重視し割安なものを優先。
・営業利益率10%程度を目安に利益率の高いビジネスに投資する。ただし業種毎の中央値との比較を優先し臨機応変に対応。
・比率は小型small(100億以内)、小型middle(100-300億)、中型(300億~2000億)で理想は同規模ロットを想定。ロットはあくまで理想論。
・2020年は指数との相関も多少ある、中型安定成長銘柄(300億~2000億)への積極投資を展開したい。
 → このゾーンは現状は比較的堅実で割安な企業が多いため、安定運用向き。今年は開拓していきたい。
・比率の目安は投資資金全体の6~9割(年内の投資対象への新規入金は給料から200万程度を回す予定)
・サテライトはキャピタルゲインを重視。ただし、防御力を考慮して連続増配と現状の配当利回りも重視。利回りの下限目安は2%、もしくは増配を考慮した2%弱とする。
・時間軸は中長期投資。短期で訂正された場合はスイングでEXITも考慮しつつ、一部は保有を継続する。
・割安水準で永続可能な成長が続くのであればバイアンドホールドを実施し、企業の成長と共に資産の拡大に繋げる
・相対的評価を考慮し、経営者の資質や中長期的なビジョン、堅実なビジネスモデル、成長性、割安度など妙味があるものに投資する。
・秀逸なビジネスモデルで市場の期待が高すぎる銘柄には投資しない。
・トラックレコードを重視し、どれだけ割安でも、短期的、場当たり的な施策を行う企業は投資対象としない。
・定性的なストーリーと定量的な指標や業績にギャップがあるものを狙う
・アセットアロケーションを重視し、特定セクタに偏らないよう比率には注意を払う
・個々の企業を丁寧に分析し、投資する方針ではあるが、代替可能な割安企業があれば、スイッチングを実施
・新高値ブレイクな投資は行わない。ただ、モメンタムが発生した場合はネガティブ要素を考慮しつつ、想定バリュエーションを超えて、且つモメンタムが折れるところまで継続。
・業績と関係ない材料で騰がった場合も強弱を雰囲気で判断し、時にはピエロになる努力を惜しまない。
・基本的には東証1部企業を重視。東証2部、JASDAQの小型。マザーズ銘柄も組み入れは行うが、新興の比率は下げる。
(東証再編を睨み、滑り込み東1昇格へ向かう企業も出てくると思われるため、昇格カタリストについては意識する)
・個々の企業のファンダメンタルズを重視するものの、市況や先行き、市場のアノマリや景況感も売買の考慮にいれる。
・持続可能な収益が上がるストック収益ビジネス、リカーリング収益ビジネス、長期的視点で本業のオーガニックな成長を期待できるビジネスを展開する企業に投資する。
・中長期で有望と思われる社会情勢と密接なストーリーを有するセクターの比率を高く維持して恩恵を享受する。

★現時点では以下の業種に特化して投資予定

情報通信
DX、オンプレミスからクラウドへの移行、BPR、システム更改による業務効率化、開発工程の効率化など来年度も他業種に比べると比較的潤うことが予想される業種と考える。実務をこなしていて肌感覚でしかないが、ミドルウェアやOSのセキュリティ脆弱性増に起因してパッチリリースが激増。これに伴いメーカの保守費が高騰、EOLのサイクルが短期間になっているため、足許でクラウド化が加速する要因にもなっている。クラウドにはパブリッククラウドとプライベートクラウドがあり、後者の需要も強いので、保守運用を自社で行う企業には追い風が吹いている。特にNIer(ネットワークインテグレーターの略)は継続的に大きい需要があると考えているが、協和エクシオやコムシスなどの通建やSIの中でNIに注力している独立系の企業もあるため、範囲は広い。相対的にSIでNI事業を行う企業は割安なため、2020年は既存保有のNI銘柄を中心に注目している。
また、セキュリティについても企業の意識が変化しており、足許で大きな追い風が吹いている。古くからセキュリティに特化したラックや徳丸先生を輩出した京セラコミュニケーションシステムのような非常に強いノウハウを持った企業が有力なポジションだったのが一般的なものになり、ある程度どの会社も組織を形成して脆弱性診断等を行えるようになっている。この分野は本業のSIに+αを狙える事業構成な企業への投資を継続予定。
上記に加えて、IT投資の高騰でレガシーシステムを長く利活用したい企業のニーズも増加すると個人的には考えているため、既存保有銘柄を中心にETL.EAI注力銘柄にも注目。

ネガティブ要素としては民法改正による請負業務の瑕疵担保契約の変更、IT補助金の2020年度の交付。前者はケースバイケースであり、今のところそこまでネガティブ要素もないように感じている。

従来通り、業種全体の底上げが予測されるため、同業内で堅実且つ割安な企業への投資を継続。

物流(陸運/倉庫)
EC需要は未だに増加しており各地にREITの運営企業やスポンサが倉庫を建てまくり。それでも新設された倉庫の入居率が足許高いことから、このセクタは来期も潤うと予想します。幾つかの倉庫ではマテハンの導入によりハイテク倉庫として稼働しており、倉庫内作業の生産性向上も期待。ただ物流委託費の高騰で、3PLをインハウス化する動きや同業内での共同配送、陸運内での利益率の高い3PLにどの企業も注力しているため、アウトソースの絶対量の増加の推移や価格競争は厳しいものになると思います。そのため、ある程度スケールメリットの出せる中堅企業に着目しています。今年も変わらず、不況に強いディフェンシブ商材(日用品、化粧品、家電、医薬品、アパレル)の比率の高い企業を中心に投資する予定。

不動産関連
不動産セクタは都心の新築レジデンスの供給が減少、都心のオフィスは供給あるもののそれを上回るニーズがあるため、都心のオフィス、レジデンスが足許も好調に推移しています。昨年、REITの投資口も訂正されており、PBR的にもグロースを期待する妥当なところまで来ていますので、今年は本格的に投資する気は起きません。
フロー主体の不動産販売業やファンドについても、足許訂正されているため、それほど妙味は感じていません。ただ、相対的にメガ不動産の株価は微妙なので、注目しています。
昨年も着目していたサブリースなどの賃貸不動産に関する事業や家賃保証等の周辺ビジネスへの投資は既存保有銘柄を中心に継続予定。

建設関連
国土強靭化、災害対策など、昨年一気にブレイクした業種。公的資金投入の影響から2020年に業績寄与が期待されている。ただ、このセクタはフロー要素が強いため、公共投資一巡後に大きな減益になることも想定し、安易な投資は避けたい。建設コンサルや周辺事業の一部は既にバリュエーション訂正も行われているが、既存の安全機材のレンタル等の割安ながら悪くなさそうな事業を展開をしている企業も多いため、投資一巡後も需要が残りそうなニッチャーへの投資を継続予定。
また、中堅の準ゼネやサブコンについては比較的割安な銘柄も多いため、配当金目的の投資は検討。温暖化による空調需要や更改需要についても長い期間で成長を享受出来そうと考えるので、既存保有に加えて、幾つかについては改めてキャッチアップしていく。

医療、医薬品、介護関連
調剤薬局や医薬品については薬価改定による影響が不透明のため、2020年は投資を見送る予定。介護は他業種からの参戦も盛んで差別化しにくいこと、制度変更が示唆されてしまうとドローダウンは避けられないと見ているため、慎重に検討する。
医療機器やソリューションに関しては、精密機械セクタを始め、国内でも多くの企業が手掛けており、海外に対して優位にたつものも少なくない。ニッチャーについては注目し、割安で今後の拡大に期待できるものは投資を検討する。

小売
消費税増税やECの増加で2019年は全体的に株価推移は低調だったセクタ。低調だったからこそ、神戸物産やG-7HDが展開する業務スーパーのように価格が安く、それでいて生活に彩りをもたらす商品を提供できる業態のように好調なものが色濃く見えた。(コストコ代替需要ともいいます) 消費税増税しても生鮮食品は買わざるおえないので幾つかについては収益性や成長性は未だ健在。自社ECの構築によるO2Oでの相乗効果狙いや不採算店舗の閉店、採算性が期待できる地区への出店など地道な経営努力を行う企業は投資する価値がある。特に業態を幾つか有する企業のリニューアルや細かい戦略面の工夫について理解できるように心がけたい。今年も一定数はこのセクタに投資予定。

卸売
昨年投資を躊躇し、後悔した業種。営業利益率が低いため、割安な企業が多いが、依存業種の好不況の影響をダイレクトに受ける。イメージが先行しがちであるが、個々をみるとメーカ機能を有する企業や取引先に対してコンサルティングに似た提案を行う企業もあるため、指標と依存業種に注意を払いながら優秀な企業を選別していきたい。

■コアアセット
・J-REIT(低位中心配当利回り5%以上)、高配当株(配当利回り3%以上)、優待株(総合利回り4%以上)をコアアセットとして定義していたが、J-REITの投資口高騰や、高配当株についてもサテライト要素のあるものを組み入れているため、現状は残念ながらそれほど活用していない…。機会があれば投資を検討するが現状は限定的。と言いながら年間配当額を気にする小物なので、保有の状況を加味しながらイールドが狙える商品は適度につまみ食いしにいくと思います。
・勤務先持株会制度を積極活用し、年間100万円程度は給料天引きで投資予定。
・勤務先については、一昨年の社長交代で国内事業会社の再編成、海外事業への加速、スマートシティ実現に向けた事業の拡大、国内外産業向けのBtoBtoXモデルというリカーリングビジネスへの注力を行っており、フローとストックを活用しながら長期的に緩やかな成長が望める投資対象と判断しているため強気です。(ここまで書いたらバレバレですけど、まぁいいです)

最後に
具体的な年次の成績目標は辛くなるので挙げませんが、金融資産ベースの配当利回りが現状は3%なので、まずは3%目安にして達成できれば、5%、10%、20%と引き上げていこうと思います。回帰性信者のため、去年良かったから今年はキツイだろうなーという想いはあります。

私は個人的にマイナーな投資対象がゆえに、定性面をみて投資を行っていますが、この行動が結果的に少数派になれていると考えています。ただ、割と多くの手法が白日の下に晒されていて、もう投資対象については既に多数派になりつつありそうに思えてなりません。2020年は改めて、マイノリティへの回帰を意識して投資対象を選別したいと考えます。

PS
あと努力目標になりそうですが、今年は保有有無に関わらず毎月1社を取り上げて分析記事を書きたいと考えています。


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もしかして?

ご勤務先ですが、再編の時に東日本でも西日本でもいらない人材で出
来上がった「ミカカコミュニケーションズ」ですか?

鵜浦さんの後で、全然ダメな社長ともっぱらグループ内での表何ですが。。

No title

どの会社かはノーコメントで。

社長がダメ評とのご意見ですが、決算説明会で自分の言葉でアナリストからの厳しめの質問にも対応されているので充分及第点だと思いますよ。
GAFAの経営陣やSBの孫さんに匹敵する強烈なイノベーター的な資質を持つ人は辞めてしまうでしょう。
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とす

とす
通信系SI勤めの30代のSEで、PMをやっています。保有株は友達を合言葉に企業と共に自分も資産も成長するそんな投資が好きです。同業他社など、地の利を活かせる企業に投資します。当ブログはリンクフリーです。

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