【決算レビュー】東計電算 FY19_3Q決算

東計電算の3Q決算が発表されましたので、確認していきます。過去の東計電算の記事はこちら

191105_02_tk.png

売上高+3.2%弱、営業利益は9.4%増益、経常利益は9.7%増益のEPS201円で着地しました。
会社予想に対して、営業利益2.3%の上方修正と10円の増配が発表されました。上方修正がでましたが経常利益の方は保有の有価証券でブレるので、営業利益上昇分程度に据え置かれています。当社は積極的な余資運用していますので12月末までの相場が堅調なら償還による差益と配当金の増加が見込めます。昨年4Qは経常利益に関わるこの部分が特に悪かったので、今年はEPS265~275円程度はみれると思います。

3Q単体でも+8.7%増益をたたきだしており、上半期と遜色ない堅調な業績です。SI業界は絶好調で、他社の大幅増益に比べると地味なようにも見えますが、これは当社の営業利益率が既に20%を超えており、営業利益率の向上があまり望めないことにも起因しています。ちなみに3Q単体の営業利益率は24%でした。逆説的に述べますが、売上が少し下がっても、ある程度の利益は確保出来ますから、筋肉質な高利益率経営のメリットもあります。

営業利益率を比較しますが昨年の3Q累計営業利益率20.1%から21.3%と僅かに改善しています。

PLを確認すると、微増収かつ原価抑止、販管費抑止が効いて、増益となっています。
経常利益については投資有価証券の配当で+280百万、投資有価証券の償還損で-59百万、その他諸々を引いて271百万を積み上げて、+9.7%増益となりました。最終益には投資有価証券売却損と売却益を270百万づつ相殺していて、正直もやもや感も残りますが、経常利益の上積みが出来ている状況は悪く無いと思います

東計電算は保有している投資有価証券が確認が必要なほど高額になっているので、確認します。

191105_tk.png

投資有価証券の含み益は35.7億円に増加しています。前2Qでは29.4億円でしたので含み益6億円ほど増加です。
(昨年本決算時には18.9億円で、昨年3Qの含み益は過去最高の32億でしたのでこれを超えました)
投資有価証券は1Qでは145.6億、2Qでは156.0億、3Qでは168.1億円と2Qに比べて12億ほど増加しています。現金は7億円とほとんどの株主資本を投資に転用する攻めの運用を続けていますが、この岐阜〇威さんみたいな全ツッパの運用は時として負の側面もありますが、結果も出ていますし、同業他社の現金貯めこみ系企業や変にM&Aして減損するセンスのない会社よりは随分マシだと感じています。BPSも2739円と、年初比10%以上増えています。

消費税増税の対応やパッケージソフトの拡販、コールセンター等のBPOやサーバ保守など順調に進んでいる部分と苦戦している事業とが食い合ってこの業績と推測されます。当社は特定業種に特化した事業を展開しており、業種毎にやや好不調が循環する部分もありますので、均して二桁増益程度でローリングしている現状の業績は個人的には満足しています。

【指標等について】
定点観測で役に立つので指標も載せておきます
PER12.3倍、PBR1.21倍、配当利回り3.01% (※11/5時点の株価3320円)
前回集計時とあまり差異はありませんが、株価は上がっているので悪く無い状況と考えます

不人気ですが、今でも相対的ではありますが同業他社に比べると充分割安な指標で無難な株だと思います。

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
リンク
プロフィール

とす

とす
通信系SI勤めの30代のSEで、PMをやっています。保有株は友達を合言葉に企業と共に自分も資産も成長するそんな投資が好きです。同業他社など、地の利を活かせる企業に投資します。当ブログはリンクフリーです。

にほんブログ村 株ブログ 割安株へ
にほんブログ村

にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
株式ブログランキング