日経IR2019のお話

今年も日経IRにいきました。都合が付いたので1日目は有給をとって参加。2日目も1日目回れなかったところを中心に少しディスカッションをしました。投資を検討している企業もあるので、定量的な数字などは若干落としています。ご容赦ください

■フロンティアM
ダイエーやカネボー再建を担当した社長は弁がたっていて話聞いてるだけで良さそうにみえてきました。
仕業資格取得社員を加えたコンサルが強みでリピート率は高いとのこと。足許、採用は順調でコストが先行していることに加えM&A案件が無かったことでめちゃ減益だけど、M&A案件が下期に実ればボトムも回復するらしい(逆説的に察するがM&A案件全部流れたら大幅減益になるのでしょうか)日本再生機構との合弁で始めた投資事業の1号案件の「俺の株式会社」はすぐにIPOとはいかなそうだけど、認知度があり将来的には果実を手にするかも。海外M&AについてはCPI正会員にもなり、今後は加速するらしい。
国産コンサル系なんでも屋として長い目でみると有望と思いましたが、期毎のブレが大きいことを社長も認めていて、フローの要素が強いと感じました。

■アズワン
研究分野に特化した専門商社でカタログビジネスを中心に強み。中国売上が半分近くを占めているが、商材がニッチで消耗品先行き不透明な世の中とは対照的に好調を維持。国内に限れば2020年にプロロジスの倉庫を借りて、マテハン導入で品揃えを強化。指標的には高すぎですが、安定感はありますね。

■ピックルス
久しぶりにお話をお伺いしました。工場を増設しており、足許既に利益寄与が始まっています。60%は自社製造、40%は協力会社の工場。牛角のタレなどですね。3年前くらいに奥さんが札幌の工場で派遣バイトにいってひたすら野菜を切るカオスな重労働だった件を書いたことがありますが、工場のビデオを見る限り現在も活況で続いていそうです。仕事が多いとしゃーないし源泉です。西日本と九州エリアが弱いので、姫路の手柄食品を買収したこと、佐賀工場新設を経てやや寡占化が進みそう。以前と同様、総菜の中食分野が伸びているので、キムチ鍋やサラダなどを中心に注力。来期は飯能市に漬物のテーマパークを作って小売事業の足掛かりにする予定ですが、これ果たして売れるんすかね?地雷臭がします…

■攻めのIT経営についての講話
経産省の課長補佐が攻めのIT投資の重要性を説明されたマニアックな講演。5G、IoT、AIなどの先端的な投資を含むイノベーションを起こすためのIT投資が日本は遅れている。多くの企業が古くからあるフォートランやCOBOLなどで書かれたレガシーシステムの追加開発や維持管理に費用を割かれているので、マイグレーションしていく、いわゆるDXを推進するといった話。2025年の崖問題を提起して、中小から大手までIT意識を増進し、企業が自己診断できるスキームやガイドラインの制定を進めている。特にデータの重要性や活用が最近ようやく話題に挙がっていますが、諸外国に比べて遅れているの改善を促したいようです。攻めのIT経営銘柄の選定については、ITによりビジネスのバリューアップやビジネスモデルのイノベーションを行った企業を採点し、選別しているようです。個人的な意見ですが、昨今のSI需要は旺盛で、全体としては一過性のものではなく、国策で主導している注力分野であり、まだ暫くトレンドは続くように感じました。どちらかというと、今現在もそうですがデータ活用をうまく利益に結びつけやすい製造業などの産業分野が中心になりそう。記事にしてみましたが、この手の話って別に日経コンピュータのような業界誌でもよく言われているスタンダードな話で新しい情報はありませんでした。Connected Industriesのように経産省が積極的に資料を出しているのは知らなかった。

■コンドーテック
たぶん、まるのんさんの記事を読めば充分だと思いますが、一応ボソボソかきます。長期的に設備の老朽化などを背景にインフラ工事需要は底堅く続いていくので、製販一体となった当社のような建材商社の地の利は大きいように感じました。好財務を生かしたM&Aによる寡占化などにも期待できます。ゼネコンや建設コンサルに関しては人件費高騰や、人材不足などの課題がありますが、そこで使われる材料側は直接的な影響も薄く前述の業種に比べると少~し有利かもしれません。一般的な住宅建材はレッドオーシャンですが、インフラ向けのニッチな部材のフィールドではシェアを伸ばしつつ、商材を広げていくことが出来そうに思います。

■平和不動産
兜町PJの説明を聞きましたが、確かに冴えない古臭いビルが多いので、再開発によるバリューアップ余地はかなりあると思いました。日本橋の近くだし街のポテンシャルは高い

■岡谷鋼機
鉄鋼や機械を中心とした産業素材や機器に関する商社。直近も不安定な世界経済の影響を受けていない勝ち組。自社製造はしていないが販路の多さや在庫コントロールがうまく出来ているように感じました。しかし、メーカー側との価格折衝などを定期的に行っていくので時間がある程度経過した段階から影響が出る可能性もあります。単元100万円で買いにくすぎです…

■ムゲンエステート
アセットタイプ別の現状の業況をお伺いしていましたが、ファミリー向けマンションや単身用、Cクラスオフィスビルなど全アセットで苦戦。購買層のボリュームゾーンが個人のため、TATERUやサブリース問題を背景とした銀行の審査厳格化により、今まで買っていたフルローンなどを組んでいた人が組めなくなり買いたくても買えないのが苦戦の理由。このへんは昨年も弱気でしたが、更に弱気でびっくりしました。スターマイカなどのまだ耐えている同業もあるし、だいぶ前からこのような話は言われており、一定の対策を取ることもできたのに、ビジネスのスキームが出来上がってしまっているものをリエンジニアリングするのは困難だと思いますが、他責のみを挙げるのは少し違う気もします。中古マンション販売を中心とした不動産業は配当利回りも高いですが、いくら割安でも現時点では避けた方が無難と感じました。

■エスライン
1Qの減益については、短信で触れられた通り、自社で裁けない仕事量があり、パートナ企業を頼ったが折り合いが合わず新規のパートナを使うことなどを余儀なくされ、費用が上がり採算が合わない案件も出てきたとのこと。足許で倉庫開発をしていて償却が終えると利益は乗ってくるので長い目でみると成長していくとおっしゃっていました。こちらはマテハンを導入しているようで、他の倉庫にも展開していき、倉庫あたりの人数を減らして効率化を進めるとのこと。収益性が比較的高い3PL事業の割合が相対的に低いので今後は拡大していきたいそうです。隣にREITの説明会場があり、REIT物件を借りるようなことはされないのか聞きましたが、役員会議で議題に挙がったこともあるそうだけど、自社アセットで手堅く進める方針を変えるまでは至っていないらしい。詳しくて若干引かれました…。

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通信系SI勤めの30代のSEで、PMをやっています。保有株は友達を合言葉に企業と共に自分も資産も成長するそんな投資が好きです。同業他社など、地の利を活かせる企業に投資します。当ブログはリンクフリーです。

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