【決算直前レビュー】セゾン情報システムズ

詳細については過去記事をご確認下さい。

【定性面について】
3Qから現在までの公式のトピックスとしては以下の通り。

・HULFTの最新版リリース
・DataSpiderの最新版リリース
・DataSpiderのAI-OCRサービスとの連携についてのリリース
・クレディセゾン向けに代理販売しているdataDiverを採用のリリース


HULFTとDataSpiderのリリースが中心となっています。
この2商品は当社の中核ソリューションとして、成長領域であり、PPM分析で言うなれば花形となります。共にAWSなど、クラウドサービスでの利用を想定したバージョンアップであり、マルチプラットフォームで扱えるニッチなソリューションとして付加価値の向上に注力していることが伺えます。この領域は無償のOSS製品もありますが、セキュリティ脆弱性に関する風当たりの強さサポートの手厚い当社製品の優位性を背景に、地味ながら成長しています。OSS製品を使用してバグるなり、脆弱性の脅威に晒されるとユーザとしては、そんなベンダー次回以降使いませんので、リスクを取れない世知辛い、このご時世では当然の流れと思います(余談ですが、私の勤務先でも多くのPJで両ソフトを扱っています)

またツイートもしましたが、先日、当社の小野CTOが辞任されて、クレディセゾンのCTOに栄転されました。相談役として当社に残るとのことですが、積極的にニッチで小さなBPRに取り組み、SEが活躍できるユーザ系SIerとして変貌している途中での異動は寂しいです。ブログを読む限り、クレディセゾン内でスマホを起点とした新たなIT投資を行っていく旨ありましたので、都合の良い解釈にはなりますが当社についても一定の恩恵があると願いたいです

もちろん気になる点もあります。
みずほFGとクレディセゾンの合弁会社であるキュービタスという会社があります。当社はセゾンカードとUCカードに関するオペレーションを行う事業会社であり、システム投資も行っております。セゾン情報の主要顧客の1社でもあります。
このキュービタスからみずほFGが撤退することが決定しており分割が発生する予定となっております。こちらは次年度以降に影響が出るものとなります。システム開発企業であるセゾン情報としてはプラスインパクトもマイナスインパクトも発生すると思われます。

【定量面について】

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次年度は中期経営計画の2年目に該当します。

今期についてはクレディセゾンの大型案件収束による大幅減益となっていますが、次年度からはV字回復にチャレンジする内容となっています。EPS換算で、来期140円前後、再来期180円前後となりますので、そのまま信じるなら非常に野心的な内容に見えます。今期の着地が進捗を考慮して仮に上振れの営業利益25憶程度となったとすると、営業利益40億に対するビハインドは1.7倍ほどあり、確度に関しては不透明感も残ります。現段階では絵に描いた餅状態とも言えますが、先般記載した記事のように、成果の芽は出つつありますので、ポジティブストーリーとなることを見据えて投資しています(少なくとも来期の30億はなんとかなるでしょという想いがあります。)配当性向は3割程度の目安がありますので、中計通りに進むなら来期45円、再来期55円程度は見込めるとみます。それでも現株価からすると3%程度のため、素直に魅力的とも言いにくいです。

参考:現時点の指標 予想PER13.1倍、PBR1.85倍、配当利回り2.44%、予想ROE15.4倍

【需給について】
当社は旧村上ファンドの敵対的TOBを受けており、クレディセゾン46.8%、エフィッシモキャピタル33%、その他持ち合い等10%となっており、浮動株は4.6%と極度の過疎株といえます。常時1000株ほどしか出来高はありません。本音を言うとクレディセゾンのMBOを期待したいところですが、村上ファンドが1/3を保有しており、拒否権を有していることもあり、安価でMBOすることが出来ない状況にあります。私としてはこのへんは宝くじ感覚のおまけ程度に考えています。

安易に単元でも買うと、全く売るタイミングが無いってなことに陥る可能性も往々にしてありますので、悪しからず…。

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プロフィール

とす

とす
通信系SI勤めの30代のSEで、PMをやっています。保有株は友達を合言葉に企業と共に自分も資産も成長するそんな投資が好きです。同業他社など、地の利を活かせる企業に投資します。当ブログはリンクフリーです。

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