ダイト 2018 1Q決算

遅くなってしまいましたが、長期投資となっているダイトについて決算を中心に確認していきます。

ダイトの本決算は増収小幅増益でした。

<<20171Q決算>(単位:百万円)
売上:9111 営業利益:929 経常利益:967 最終利益:671 1株利益:53.7円
<2018予想>
売上:9681 営業利益:932 経常利益:973 最終利益:673 1株利益:53.8円
前期比売り上げ+6.3% 営業利益+0.3 経常利益0.6% 最終益+0.3% (対上期進捗47.7%)


当社はジェネリック医薬品の原薬や後発薬のOEM製剤がメインの医薬品業です。

期初の今期予想で前年比7%増益との目標を掲げていますので、数字だけみると鈍化しているように思えます。種目別にみると原薬の売上が-4%、製剤の売上が+24.3%と対照的な状況になっています。昨年から原薬鈍化が数字上鮮明になってきており、ついにマイナス圏まで下がっています。子会社である大和薬品の原薬ラインの設備増強を行っており、今期から寄与している状況での売上減は厳しいと言わざるをえないです。会社側も以下のように危機感を表しています

「全体的に医療現場での薬剤使⽤の適正化の影響と⼤型品⽬を中⼼としたAG(オーソライズドジェネリック)の登場により厳しい状況で推移いたしました。」

私、個人もAGの影響を気にしているのですが、AGは既に国内で出回っており、日医工などは先発薬メーカにライセンスを支払い一部の製剤を行っている状況です。ユーザ側からすると一般的な後発薬に対してAGの方が受け入れやすいのは想像しやすいです。この状況は今に始まった話でもないのですが、AGに対しては後発薬が抗いにくいのも事実です。私の友人(薬剤師)は薬剤の使用の適正化の影響の方がデカいのではとの意見も言ってました。

正直、ポジティブには思えない状況ではありますが、製剤部門は好調で高薬理活性剤への注力と市場拡大に関しては疑いが無いのでなんとか、予想は達成してほしいところ。ここ数年は比較的弱めな予想をだして、実績では上振れてくる状況が継続しているようなので一定の確度はあると思います。(それだけ市場が堅調に拡大しただけかもしれませんけどね)

肝心の株価は現在2760円で予想PER12倍水準。昨年の底を見ている人には高いと思われるかもしれませんが、2016年春頃の株価と変わらないのです。その間の日経平均やTOPIXの高騰を考えると、相対的に割安にも見える水準です。
加えて医薬品株と考えると圧倒的な割安です。後発薬関連と考えても、後発薬は薬価改定の影響で減益も多い中、当社のみ増益が続いており、成長が継続している状況を加味すると希少とも思えます。ただ、その他の業種の株と比較してみると、増資後の2015年度~2017年度のCAGRは5%程度であり、妥当な水準であるともいえます。

長年付き合ってみて、ボヤキみたいになってしまいますが、当社は魅力的な設備投資(工場新設やライン増設)を継続しているのです。現状ではその投資に対する成長が期待以上には現れていないような気もしています。それでも失望するほどでもなく若干下という状況ですし、株価が高いともいえないので、このまま投資は継続しようと思います。

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とす

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通信系SI勤めのSEで、PMをやっています。保有株は友達を合言葉に企業と共に自分も資産も成長するそんな投資が好きです。同業他社など、地の利を活かせる企業に投資します。当ブログはリンクフリーです。

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