【決算レビュー】東計電算 FY19_本決算

東計電算の本決算が発表されましたので、確認していきます。

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前期で8期連続増益を達成しています。
売上高2.7%増収、営業利益12%増益、経常利益は12.7%増益のEPS279.2円と予想に対して若干上振れ着地しました。
3Q時に10円増配していましたが、更に10円の増配が発表されて、前期配当は110円になりました。前3Qレビュー時に着地はEPS265~275円程度はみれると予想しましたが、上回りました。

4Q単体でも+20%増益をたたきだしており、引き続き好調を維持しています。着地ベースで営業利益率は昨年の19.4%→21.2%と、SIerとしては信じられない領域に突入しています。毎年営業利益率を上げながら増収増益増配でローリングしている、筋肉質な高利益率経営の企業なのに・・・しっかり利益を積み上げているため、指標的には割安な状況が継続しています。

PLを確認すると、引き続き微増収かつ原価抑止、販管費抑止が効いて、増益となっています。これは自社開発パッケージソフトの横展開がうまくいっている所作であると推測しています。

経常利益については投資有価証券の配当で+422百万、投資有価証券の償還損益で-62百万、その他諸々を引いて+421百万を積み上げました。最終益には投資有価証券売却損と売却益を297百万と281百万を相殺して、+16百万を積み上げています。今期は下期に大きく相場が上昇しましたので、有価証券の売却を相殺目的で対応し、売却益は貯め込んだように見えます。

もう少し売却益を出しても良かったのではとも思いますが、貯め込めば配当金も大きくなりますので、悪くはありません。
東計電算は保有している投資有価証券が確認が必要なほど高額になっているので、確認します。
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投資有価証券の含み益は38.4億円に増加しています。3Qでは35.7億円でしたので、四半期では含み益3億円弱ほど増加です。年間通すと20億円増えています。(昨年本決算時には18.9億円でした)
BPSが今期16%も増加したのはこの含み益が大きく関与しています。

現金は15億円で、ほとんどの株主資本を投資に転用する攻めの運用を続けています。最近は結果も出ているので、1週まわって同業他社の現金貯めこみ系企業や変にM&Aして減損するセンスのない会社よりは随分マシだと感じています。

業容としては、前期はクラウド型運送業向けパッケージソフトである轟(東計電算の商材へのリンクを付けました)のリリースやクラウド型通販パッケージのE-ASPROの廉価版リリース、不動産リフォーム向けパッケージソフトのリニューアルなど、複数のPJで収穫期を迎えているようでしたので、この業績は納得です。

以下、求人の状況です。
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33件と相変わらず、バイトの募集がかなり多いです。当社は全国の自治体向けに水道の料金徴収システムをリリースしており、BPOとして全国の水道の検針など自治体向けの業務も行っているため、ストック色が強くなっております。なお、この手のファンダメンタルズに関する事項を資料化してくれないので自分で調べるしかありません。

今期の会社予想は以下の通り
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今期は9期連続増益にチャレンジとなります。
二桁増収増益のEPS309円予想となりました。正直なところ、Win10移行等も終了するため、辛口な微増益で来期予想を出してくると推測していたため、二桁増収増益で出してきたのは意外でした。四季報のコメントが来期も増益と書かれており、会社側へ取材した際に、このへんを汲んだポジティブなコメントをされていたのかと邪推しています。有報においても、システム利用によってもたららされる価値や便益にフォーカスすると言及されていましたし、昨年の総会でも売上増は中々厳しい旨をおっしゃっていましたので、売上の二桁増収はサプライズ感が強いものとなりました。通販、陸運業、医療、建機レンタル、文教、小売、不動産など幅広い業種向けのシステムを手掛けていますので、ニッチながらまだ伸長余地はあるものと考えます。

2017年時点では経常29億円着地でしたが、2020年予想では40億と、4年で11億も積み上がっており、どう考えても成長企業ですが、漢字の会社はちょっと・・・というふざけたコメントを頂くぐらいの不人気企業なので、ひっそりと着実に成長して欲しいです。

【指標等について】
定点観測で役に立つので指標も載せておきます
予想PER11.4倍、PBR1.24倍、配当利回り3.12% (※2/3時点の株価3530円)
利益成長と増配で3Q集計時とあまり差異はありませんが、株価は上がっているので悪く無い状況と考えます

相変わらず不人気ですが、しっかり業績もでていますので無難な株だと思います。

【決算レビュー】東計電算 FY19_3Q決算

東計電算の3Q決算が発表されましたので、確認していきます。過去の東計電算の記事はこちら

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売上高+3.2%弱、営業利益は9.4%増益、経常利益は9.7%増益のEPS201円で着地しました。
会社予想に対して、営業利益2.3%の上方修正と10円の増配が発表されました。上方修正がでましたが経常利益の方は保有の有価証券でブレるので、営業利益上昇分程度に据え置かれています。当社は積極的な余資運用していますので12月末までの相場が堅調なら償還による差益と配当金の増加が見込めます。昨年4Qは経常利益に関わるこの部分が特に悪かったので、今年はEPS265~275円程度はみれると思います。

3Q単体でも+8.7%増益をたたきだしており、上半期と遜色ない堅調な業績です。SI業界は絶好調で、他社の大幅増益に比べると地味なようにも見えますが、これは当社の営業利益率が既に20%を超えており、営業利益率の向上があまり望めないことにも起因しています。ちなみに3Q単体の営業利益率は24%でした。逆説的に述べますが、売上が少し下がっても、ある程度の利益は確保出来ますから、筋肉質な高利益率経営のメリットもあります。

営業利益率を比較しますが昨年の3Q累計営業利益率20.1%から21.3%と僅かに改善しています。

PLを確認すると、微増収かつ原価抑止、販管費抑止が効いて、増益となっています。
経常利益については投資有価証券の配当で+280百万、投資有価証券の償還損で-59百万、その他諸々を引いて271百万を積み上げて、+9.7%増益となりました。最終益には投資有価証券売却損と売却益を270百万づつ相殺していて、正直もやもや感も残りますが、経常利益の上積みが出来ている状況は悪く無いと思います

東計電算は保有している投資有価証券が確認が必要なほど高額になっているので、確認します。

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投資有価証券の含み益は35.7億円に増加しています。前2Qでは29.4億円でしたので含み益6億円ほど増加です。
(昨年本決算時には18.9億円で、昨年3Qの含み益は過去最高の32億でしたのでこれを超えました)
投資有価証券は1Qでは145.6億、2Qでは156.0億、3Qでは168.1億円と2Qに比べて12億ほど増加しています。現金は7億円とほとんどの株主資本を投資に転用する攻めの運用を続けていますが、この岐阜〇威さんみたいな全ツッパの運用は時として負の側面もありますが、結果も出ていますし、同業他社の現金貯めこみ系企業や変にM&Aして減損するセンスのない会社よりは随分マシだと感じています。BPSも2739円と、年初比10%以上増えています。

消費税増税の対応やパッケージソフトの拡販、コールセンター等のBPOやサーバ保守など順調に進んでいる部分と苦戦している事業とが食い合ってこの業績と推測されます。当社は特定業種に特化した事業を展開しており、業種毎にやや好不調が循環する部分もありますので、均して二桁増益程度でローリングしている現状の業績は個人的には満足しています。

【指標等について】
定点観測で役に立つので指標も載せておきます
PER12.3倍、PBR1.21倍、配当利回り3.01% (※11/5時点の株価3320円)
前回集計時とあまり差異はありませんが、株価は上がっているので悪く無い状況と考えます

不人気ですが、今でも相対的ではありますが同業他社に比べると充分割安な指標で無難な株だと思います。

【決算レビュー】セゾン情報システムズ 20年2Q決算

<決算概況>
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先日、2Qの上方修正をしていたため、大してインパクトは無いですが、惰性も手助けして簡易的に所感を記載していきます。

1Qは以下のような状況でした
Fintechプラットフォーム事業:売上5.5%減、利益11.1%減
流通ITサービス事業:売上1.1%増、利益赤字縮小
HULFT事業:売上比23.7%増、利益139%増


2Qは以下のような状況になりました。
Fintechプラットフォーム事業:売上13.1%減、利益26.1%減(591百万円)
流通ITサービス事業:売上8.0%増、黒字転換(118百万円)
HULFT事業:売上比19.4%増、利益79.3%増(1182百万円)


上方修正の内容は営業利益15億でしたので、ほぼ予想通りの着地。流通ITサービスについては、黒字転換で好調でしたが、フィンテック事業は引き続き軟調。HULFT事業は1Q同様に、サブスクリプション契約が伸長し、利益が伸長しています。以下はHULFTの4半期毎の利益推移になります。

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HULFT部門に限っては2Qも増益で増益幅が拡大しており、綺麗に利益が右肩上がりになっています。上記には記載していませんが、売上も堅調に推移しています。

新規3象限の売上も続伸しており、悪くはないように思いますが、システム開発企業は足許で絶好調(特にカナートを出してるJB社とかね)なので、それらを考慮すると物足りなさもあるかもしれませんが、利回り4%銘柄としては充分と考えます。

【決算レビュー】東計電算 FY19_2Q決算

東計電算の2Q決算が発表されましたので、確認していきます。過去の東計電算の記事はこちら

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売上高+1.1%弱、営業利益は9.8%増益、経常利益は11.5%増益のEPS121円で着地しました。
上期予想に対して、売上4.5%、営業利益5%下振れて着地しています。当初の会社予想売上に対して利益率を掛けた程度の下ブレですね。ただ、前期比では10%増益となっており、下期でカバーできる範囲ではあります。

何より、2Q単体では最終益ベースでは最高益、営業利益単体でも14%増益をたたきだしており、1Qのやや低調な状況から多少盛り返していることも伺えます。

営業利益率については昨年上半期の営業利益率14.2%から15.6%に改善していますし、期初計画達成に向けて下期で営業利益16.8億を稼げば良いのですから、下期偏重を考慮するとそれほど悪い状況ではありません。

PLを確認すると、微増収で原価抑が効いて、増益となっており、1Qに比べると改善傾向にあります。いつも通り、売上が物足りない状況と言えます。経常利益については投資有価証券の配当で+218百万、投資有価証券の売却損益は-20百万が計上されましたが、経常利益ベースでは2億積み上げて+11.5%増益となっています。

東計電算は保有している投資有価証券が確認が必要なほど高額になっているので、確認します。

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投資有価証券の含み益は29.4億円に増加しています。前回の1Q時は28.2億でしたので含み益は1.2億の増加です(昨年本決算時には18.9億円で、昨年3Qの含み益は過去最高の32億でした)投資有価証券は1Qでは145.6億、2Qでは156.0億と10億ほど増加しており、6月下旬の状況では指数が下げている中でも堅く運用出来ているようにみえます。

表面上はまずまずマシに見えます。

【指標等について】
定点観測で役に立つので指標も載せておきます
PER11.6倍、PBR1.18倍、配当利回り2.94% (※8/5時点の株価3060円)

BPSが2,590.56円と小幅に上昇しました。不人気割安株らしく、株価は全然上がりませんが、業績だけは着実に積みあがっていますし、堅く計算出来る企業という印象は変わりません。引き続き長期投資を続けます。

【決算レビュー】セゾン情報システムズ 20年1Q決算

<決算概況>
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事前予想で上半期減益予想ですが、ハルフト部門が伸長し、前期比大幅増益で着地しています。部門毎に見ていくと、以下のようになっています

Fintechプラットフォーム事業:売上5.5%減、利益11.1%減
流通ITサービス事業:売上1.1%増、利益赤字縮小
HULFT事業:売上比23.7%増、利益139%増

流通ITサービスについては、総会で伺っていた通りやや好調でしたが、フィンテック事業が落ち込んでいます。ハルフト事業が、サブスクリプション契約が伸長し、一気に利益が増えています。会社側は受注状況を考慮して減益予想としていたように考えています。

セキュリティ問題が多い昨今、セキュア通信に対する需要が高いことは想像しやすいですし、データスパイダについても既存のシステムを繋ぐツールとしてRPA等との相性も非常によく需要が高まっています。これからDataCatalog等の販売も始まりますので、地味に売上が計上されていくことに期待しています。

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部門単体では、下期偏重ではありますが、本1Qにようやく利益水準が増加したといえるでしょう。綺麗に利益が右肩上がりになっています。上記には記載していませんが、売上も堅調に推移しています。

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部門毎に内包されている売上ではありますが、中計のV字回復を考えると、この新規3象限の売上は非常に大切になります。具体的にはTableAUやSAPConcurなどの新しいソリューションを用いた比率は上がっていますが、一見すると通期進捗を考えるとやや弱くも見えますが、SIerは下期偏重なので、この進捗で充分良い状況にあると判断しています。

私は昨年一貫して当社を応援し、V字回復に賭けてきたので、業績的にも明るい兆しが出てきたことは大変喜ばしいことと感じています。これからも応援していきます。
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プロフィール

とす

とす
通信系SI勤めの30代のSEで、PMをやっています。保有株は友達を合言葉に企業と共に自分も資産も成長するそんな投資が好きです。同業他社など、地の利を活かせる企業に投資します。当ブログはリンクフリーです。

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