東計電算 第49回株主総会

東計電算の株主総会に参加しましたので、議事の抜粋や雑感などを綴っていきます。誤った解釈等あるかもしれませんが、ご容赦ください

■業績の説明(抜粋) ※気になる方は本決算の短信をご覧ください。

機器販売売上は10~11億程度が平常であるが、今期はWin7の買い替え特需があり16億となっている。次年度も切り替え需要があるため、同様程度の特需が継続する見込み。

■対処すべき課題の説明(抜粋) ※気になる方はもうすぐリリースされる、今期の有報をご覧ください。

当社における営業活動の基本方針は業務別組織に立脚した業種別SEがその業種におけるシステム開発/導入を繰り返しすることでその業種固有の業務ノウハウを蓄積するとともにその経験に基づいたパッケージ商品の開発と強化をすすめている。
これは当社の特徴であるが、入社時から一貫して同じ業務に従事させることで、顧客業界に特化したスペシャリストを育成している。今後もこの方針は変えない。

当社の開発は2種類ある。業界大手のトータルシステムを受注し開発を行いパッケージ化し、中堅企業などへ販路を拡大していく方法。サブシステムや中堅の受注からスタートし、より大きなトータルシステムへ拡大や、業界大手へと拡販していく方法。

トータルシステム、サブシステム共にその業務についての普遍的・業界共通の機能を実現しようとしたとき、その開発費をファーストユーザ1社からの受注金額で、全て賄うことは困難なケースがある。ただ、これらは同業他社への拡販や機能拡充などを経てより大きなビジネスに成長する可能性もある。このようなケースに対応できるよう一定の金額までは執行役員の裁量で開発判断を行えるよう変更する。4月から開始する予定である。

当社に置いても従業員数を毎年10%増やすようなことはここ数年をみても困難なため、継続した成長に向けて工数や時間を売るのではなく、システムの利用によりもたらされる価値・便宜を買っていただくビジネスに向かう所存である。これを大きく掲げた目的には社員の意識を変えたい想いがある。工数や単価の意識が社内でも非常に強い。

■質疑応答
Q1:御社はSI業界屈指の20%を超える営業利益率を誇り、7期連続増益と、長期的な業績に安定感があり、株主として頼もしい限りで、投資対象として相対的にみても非常に魅力的と考えます。一方で 、本業で得た利益を運用する一面も併せ持っていると認識しております。BSをみると前期3Qにあった有価証券含み益は32億円、本決算では19億円まで減少しております。世界的な株安で仕方ない部分もあるとは思いますし、未だ充分な含み益はお持ちですが、リスクが大きい金額になっていることも否めません。
提案になってしまいますが、買い付け予定の株式のうち幾分かを市場外で構いませんので自社株買いに回してはいかがでしょうか?配当支払いの減額や、資本効率の面から考えても非常に魅的だと考えております。

A:有価証券の購入は安定した業績を維持し、安定した配当を行うことを目的としている。ここ数年は結果的に当社の業績は大きく伸びているが、部門毎に好不調の波がある。今は全体で均しても好調ではあるが、苦しい時においても安定した配当維持が行えるようにしたいと考えている。よって、現在のところは自社株買いは考えていない。また、有価証券として資産を保持しており、将来マクロ的な不況に陥った際に有価証券を売却して、安くM&Aを行うなど機動的な資金活用が可能であると認識している。配当性向は37.5%を目標としている。

Q2:御社は課題として、人月ビジネスからの脱却を目指すレベニューシェア型ビジネスの拡大を掲げられています。将来的には売上の何割をこのビジネスで実現したいと考えられているか。達成に向けたロードマップや目標に対する現在の進捗などありましたら教えて頂けますか?

A:サブスクリプション形式の契約は具体的な目標や設定していない。一般的な人月のシステム開発がメインであり、これを継続しながら補助するためのものと認識している。現状は金融業向け案件で採用しており、2.6億円の案件のみである。単価は安いためトップラインの伸長は望めず、長期間のボトムラインの底上げに寄与すると考える。

Q3:IT業界では人材不足が拡大しており、各社開発人員の確保に苦労しています。一方で中堅SI企業でも積極的に採用を行っているところもあります。当社については使用人の状況を見ても増加していません。人月ビジネスからの脱却など、工夫も行っているとは思いますが、トップラインを伸ばすにはリソースが必要不可欠であると考えます。M&Aや採用を増やすなど、何か施策を行う必要があるのではないでしょうか?

A:毎年採用は50名ほど行っているが辞めていくため、定着が中々難しい。定着に向けて、弊社でも働き方改革を行っている。具体的には残業を減らすことや、女性の復職を支援するなどである。M&Aも挙げられているが、今のところM&Aはしない。昨今の業界の成長と共に人件費は高騰している。当社の求める人材は、顧客の業界に精通した技術レベルの高い人材であり、IT派遣レベルの社員が増えても業績に寄与しない。今までは直営社員で対応していたが、限界があるため、最近では大連、ベトナム、沖縄でオフショアの外注を雇っており、150名ほどいる。本体の開発人員500名と150名を併せた650名の開発体制で業務に対応していく。

★その他の質問
Q:株主数が5000名もいるのに、総会に来てる方が少ない。お土産をだすなりして、多くの人に参加してもらえるようにしないのか。
→閑散としている部分もあり、私自身不満である。株主平等ではあるが、この状況が続くようなら何かしら検討したい。

Q:他社ではあるが、海外子会社で多額の横領があった。当社はタイや中国に子会社があるが、問題はないか、管理体制は整備されているのか。
→子会社には1000万程度しかおいていない。資金が必要になった際に都度送金しているため、横領は起こりにくい。管理体制については、執行役員が2ヶ月に1度程度、現地にいっており、会計処理などの確認も行っているため問題無い。

■所感
参加されていた方は10名程度でした。IR活動もほとんどされていない企業ですが、甲田社長の独壇場といった感じで、すべての質問に自身の言葉で回答されていて聡明且つ、雄弁であると感じました。時価総額300億円クラスの成熟した中小企業ではありますが、組織としては小さく、社長自らが社内の事を良く把握されている印象を持ちました。短絡的でなく、不況が来ることも念頭に置いて、持続的な継続成長を第一に考えられていることは、株主として頼もしく思えました(社長含め創業者一族で株の大半を持っているという事情もあり配当を第一にというスタンスなのも理解は出来ます…) サブスクリプションビジネスは始まったばかりですし、すぐに業績に寄与することはないと思いますが、長期的には面白い試みであり、これからの時代やトレンドにフィットしていると思います。以前から調べている内容も踏まえて、長期投資に値する企業と感じました。お土産はありませんでしたが、拙いながらディスカッションできたことは収穫だったと感じています。

東計電算 18年本決算 レビュー

特に興味が無い方が大多数かもしれませんが、長期投資している者として、せっかくの機会ですので確認していこうと思います。

はじめに長期的な経常利益推移をご覧ください

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今期予想も含めて8期連続増益です。こんなに安定的に業績が推移している会社はあまりないと思っていますが、マイナーな割安株のため、PER11.4倍という割安で放置されています。考えようによってはありがたい限りです。

決算内容を確認していきます。

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通期で営業利益前期比+12%、EPS243円と、会社予想通りとほぼ同じ無難な着地。3Q時点で+20%増益程度で推移していたため、減速と評価されてもやむをえません。個人的には前期はEPS250円程で着地するとみていたため若干ネガティブ。

四半期毎の動向は以下の通り

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左から売上、営業利益、経常利益、最終利益になります。4Q単体では営業利益は微増、経常利益は減益となっています。経常利益は後述の有価証券の償還損の急増などが原因ですのでネガティブ感はそれほどありません。12月決算ですので、市況が最悪な状況では仕方ない面もあると思います。

今期の会社予想は以下の通り
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来期の中間期までの数字が大幅増益予想であることを加味すると、来期に先送りした案件もありそうな雰囲気は感じます。
今期予想はEPS263円となり、四季報予想の250円より上振れ。ほぼ成長しない評価の予想よりは上なので、その点は評価出来ますし、安定的な堅い見通し。フラットに評価しますが、システム開発業界は成長セクターであり、他社は四半期単体で2割増益、3割増益が当たり前だったので比較すると素直に微妙な感じもします。

本銘柄は前に、ご紹介しましたが、本業で得た利益で有価証券に投資をしています。下落相場では過度に影響を気にしていましたが3Q時点で営業外損益が前期比+0.8億。これが最終的には+0.5億円で着地したため-0.3億と、表面上の影響が限定的でした。これは償還損益や売却損益としてキャッシュフロー計算書に計上されたもののみです。

BSを見る限り、前期の有価証券評価差益は+24.8億円でしたが本決算では+18.9億円まで落ち込んでいます。取り崩した分もあるとは思いますが、3Q時点では含み益が+32.2億円だったので、ざっくり4半期で15億ほど減少する計算となります。3Q時点では日経24000円だったこと、12月決算なので、本決算時は市況が最悪な時期だったことから、現在は幾分か回復していると思われます。4Q単体の最終益も計上されましたが、3Q時点の純資産合計233億に対して4Q時点では225億と資産が減少しています。これが本銘柄特有のリスクでもあり、株式等から得られる配当や売却益などの経常利益ブーストとなるため、将来のリターン要素とも考えられます。

一言で表現すると「まだ18億も含み益あるし、へいきへいき!」という感じ。株価も3300円から3000円に下がり、権利落ちを挟んでいるので配当90円を除くと2910円でざっと-13%ほど。時価総額が280億円なので、資産減少分を加味しても下がりすぎな気はしますが、この矛盾が株式というものです

次に営業利益率推移を見ていきます。

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基本的にここ数年は微増傾向で推移しており、次期も微増です。既にシステム開発セクタではありえないレベルの高利益率なので、安定した業績がだせる源泉ともいえます。ちなみに私は同業者ですが自担当の開発案件では営業利益率は5%ほどです。なぜ当社の利益率が高いかというと、保守運用やパッケージソフトの横売りなどは拡大すればするほど、営業利益率が飛躍的に高くなる領域であり、当社はこの領域の業務が中心となっているからです。

次に予想ROEの推移を見ていきます。
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ROEは2018年予想ベースで9.7%、2019年予想ベースで9.3%と若干の落ち込みをしています、これは毎期確実な利益計上で資産が積みあがっている証拠でもありますが、規模が大きくなるにつれて角度はややマイルドになっている感もします。致し方ない部分もあると思います。

8期連続増益は安定感抜群で、株価は未だに3000円ほど、時価総額280億。
予想PER11倍、PBR1.22倍、配当利回り3%と充分に割安で、営業利益率20%以上の手堅いビジネスを考慮すると、長期投資には向いていると思います。前回記載した銘柄分析と、この記事を読むと、これからも安定的にこれからも利益を上げて資産が増えていき、配当も上がっていくような姿が想像できませんか?私は安定的に利益が増えて、資産が増えて、配当も増えていくハッピーな未来であってほしいと思います!

株価3700円ほどで予想PER14倍、配当利回り2.4%ですので、このあたりを中期的なターゲットとして見ていきたいと思っていますが、業績や材料的なカタリストはないので、割安の訂正にはかなりの時間がかかるものと思います。

東計電算 3Q決算

昨日、東計電算の3Qが発表されました。
この銘柄は不人気で、解説してくださる方もいないので、所感などを綴っておきます

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3Q単体では前期比30%増益と、好調な結果でした。前期も増益でハードルは高かったのですが超えてきており順調そのもの。今期予想の営業利益は28億ですが、既に21.8億まで積み上がりましたので、残り6.4億ほどとなっています。昨年や一昨年の業績やSIerの特徴として下期偏重を考慮すると営業利益ベースでは上ブレ濃厚ではないでしょうか。利益面だけではなくトップラインも累計ベースで+8%と着実に伸びています。当社は既に業界の平均利益率を大きく超えていますので、トップラインの伸長が成長の源泉になります。

2Qまでを見る限り、10%弱増益でローリングしており、今期の着地ベースのepsは225-240ほどと感じていましたので、予想達成が黄色信号といった状況でしたが、これで通期epsは予想~上ブレ程度の240-255程度は狙えそうなところまできたように思います。株価は反応しましたが、3300円に対するPERは13倍代、配当利回り2.7%と業種平均より割安なままです。次期も二桁増益が継続するとなるとEPS260円ほどは狙えるため、成長による割安が継続していくかもしれません。

BtoB向けの業務パッケージソフトが主力のため、同業者である私は理解できますが、板薄のマイナー過疎株で値がさ株であることを考慮すると、一般の方は中々食指が伸びないかもしれません。加えると、旗艦となる認知度の高い強いソフトはありません。主力の物流支援ソフトも業界3番手~5番手程度のものですし、ミロク情報のような力強い成長は到底見込めるようには思えません。しかしながら、ビルメンテや工作機械など特定のニッチ領域に対する支援を長年続けた結果、合わせ技で伸長しているように感じています。

4Qにはミロク情報サービスやソフトバンクペイメントなどと共催でITソリューションセミナーを開催します。上記企業のソフトなどとも機能連携しているソフトもありますので、クロスセルがますます活発に進んでいくのではないでしょうか。

高配当株(とはいえないかな?)っぽく、上げも下げも安定しているので、長期投資には向いていると思います。

今後も楽しみにしています。

個別分析 東計電算

【事業内容など】
東計電算は独立系のシステムインテグレータです。非上場の東京濾器の機械計算課からスタートしています。主に自社開発のパッケージソフトを活用したシステム開発、自社データセンタを活用した運用保守と、ワンストップでのITサービスを行っています。

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当社は自社でパッケージソフトを開発し、カスタマイズして提供する企業のため、一般的な独立系システムインテグレータに比べ、高い利益率を維持することが出来ています。業種は、物流、ビルメンテ、飲食店、工作機械、建機レンタル、マンション管理など様々な業種をターゲットにしており、近年成長している業種で、且つシステム化需要が強い業種にアプローチしています。

展開しているソフトは多岐にわたります。ソリューションの一例は以下の通り
=====
E-Mart LINK web統合ERPシステム
FOOD-LINK R3.0 外食業向けクラウド型店舗トータルサービス
LINK-POS 多機能POSシステム
Sky-Mar 食品業向け基幹パッケージシステム
Skynet Grocer 食品卸業向け販売管理システム
Skynet Dis 中食業向け販売管理システム
LINK-ED WEB-EDIシステム
鋼.NET(ハガネット) 金属材料系卸及び加工業に特化したEASYオーダーシステム
EC-Visio 通販機能特化型WMS
Super-Vision 量販店向け総合物流システム
LIFE-Vision 日用品・生活用品向けWMS
Medical-Vision 医療・医薬品向けWMS
ITEM 海外生産・物流管理システム
Library-Visio 機密文書保管&クラウド型電子文書保管・閲覧サービス
PRIME TMS 販売管理 ロジスティクス企業向け販売管理システム
PRIME TMS 配車管理動態監視 クラウド型配車管理・動態監視システム
E-ASPRO クラウド型フルフィルメント通販システム
C-ASPRO CRM特化型フルフィルメントシステム
F-RAKU クラウド型ふるさと納税管理システム
Biz-Logi WEB クラウド型出荷システム
OLude 医療・福祉・介護事業向け勤怠給与計算一体型システム
Billyシリーズ ビル管理システム
WebActiveRental 建設機械レンタルシステム
J-RENT、J-one NEO、J-RESS、J-NEX マンション管理システム
E-Works 設備管理向けERPパッケージ
etc…
=====
物流向けが多いため、SCMに関するソフトが若干多いでしょうか。特定の業種に特化しながら、横展開できるものを取り揃えています。

昨今、多くの企業が人手不足のため、省力化に取り組んでおり、ASP型のこれらのパッケージソフトがソリューションとなっています。例として挙げますが、FOOD-LINKは2015年で既に200社導入7000店舗で活用されているそうです。
参考記事

これほど自社でソフト開発を行い、幅広い業種に展開させている独立系のシステム会社は少数派だったりします。
この業界はITドカタといわれ、大手SIの元で二次請け、三次請けと委託/請負させるのが普通なので、自社で企画から運用まで何でもやります企業はマイノリティとなります。本業が二次請けで、一部パッケージ開発やっているところは多いんですけどね。
ソフト提供型ではOBC、ミロク情報サービス、アバント、PCAなども挙げられますが、これらは会計ソフト特化型なので、これらとも少し色合いは異なります。

導入事例を見ると、物流に関しては丸和運輸機関やハマキョウレックスなど、不動産に関しては日本総合住生活のような優良顧客も抱えているようです。更に国外ではタイに子会社を設立し、日系企業向け会計パッケージを提供しています。

当社の特徴的なビジネスとしてデータ入力業務と自社データセンターを活用した保守運用もあげられます。
データ入力はバイトを雇って行っているようですが、旧時代的なビジネスではあるものの、公的機関(官報、市役所)からの受注もあるようで、堅実なようです。
NJSSの入札情報
データセンターは国内に2拠点保有。保守運用はSIの中ではドル箱な業種です。(私の勤務先でも利益率が一番高いのは保守運用の事業部だったりします) 儲かるのですが、データセンターは初期投資と規模感が求められますので、独立系SIerかつ中小企業で、設備も含めて提供できている例は少ないです。

【指標/財務、所感など】
予想PER13倍、PBR1.3倍、利回り2.57%、ROE10%

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当社の最大の特徴は何度も挙げていますが、高い利益率になります。売上高が140億程度、営業利益率20%前後を考慮すると、売上高の伸長に伴った緩やかな成長が見込めそうです。ここ数年の営業利益率は18%⇒19%⇒18%⇒19%⇒20%と、利益率の変化はあまり見られないので、利益率改善による利益成長余地は少ないと思います。業界平均を遥かに超えていますし、このへんの水準が限界かもしれません。

長期的に緩やかな成長をしており、5年平均のCAGRは5%ほど、DPS成長は15%ほど。前期と今期予想は最終益ベースでは2桁成長しています。例年、営業活動で得た現金を固定資産:投資有価証券に1:3 の割合で投資しているため、保有有価証券が複利で積みあがっていることも経常利益の伸長に繋がっています。

今現在の指標は好調なSI他社に比べると、やや不人気で、流動性も良くないです。2003年頃に分割をしていますが、直近数年の株高でも分割していないため流動性向上に関する期待はあまり出来そうもないでしょうか。時価総額は290億程度と、小型株の中ではそこそこの規模。大株主にはGPIFが並んでいて、安定的な株主構成となっています。現在でも予想EPSに対して配当性向30%程度のため、連続増配中であることを考慮すると、増配余地はそれなりに残されています。

有報には今後の成長を見据えて、顧客の収益に対して一定の割合で対価を得る仕組みであるレベニューシェア型のサービス提供を推進する旨が課題欄に記載されています。これはSI業界の中では悪名高い契約形態で、発注者は開発費を抑止したい意図があって、持ちかけることが多いです。ただ、当社のような横展開型のソリューションプロバイダの場合、顧客毎に完全なスクラッチ開発をする訳ではなく、既存ソフトのカスタマイズ中心のため、リスクを抑えることが可能です。そのため、この歩合方式は成功する可能性もそれなりにあると私は考えています。ハマキョウレックスや丸和運輸機関などの成長企業がこの契約形態を導入すれば発注元の成長に伴って伸びそうな気がしそうですよね。

懸念は、資産の多くを有価証券が占めます。上昇相場では恩恵を受けますが、下落相場では減損が懸念されます。指数をみる限り今のところはプラスに働きそうな雰囲気。内部留保重視で現金を寝かせている企業よりは良いんじゃないかと思います。

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上記は株価グラフとPERラインの図になります。PERラインの終端は四季報の来期予想EPS250円としていますので、若干現在の指標と乖離があります。現在のところ予想PER15を上限としたチャートを描いており、成長性を加味するとこんなもんでしょうか。PER10倍とかまでは下がりそうにないですね。

来期の四季報EPS予想250円に対してPER15倍として3700円を目安にしています。現在の株価3115円は現状の利回りではやや物足りないですが、来期増配されて配当90円まで上がると、利回り3%前後で、まずまずな水準でしょうか。マイナー株ですし、長期目線で配当目的に保有している方が多いような銘柄なので、すぐには株価水準が訂正されそうもないですが、じっくり長期投資するには向いてそうな銘柄だと思います。

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通信系SI勤めのSEで、PMをやっています。保有株は友達を合言葉に企業と共に自分も資産も成長するそんな投資が好きです。同業他社など、地の利を活かせる企業に投資します。当ブログはリンクフリーです。

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