個別分析 ホクリヨウ 1Q決算
ホクリヨウの1Q決算が発表されました。私は当社に長期投資していますので、確認していきます。
<1Q単体>
前期比売り上げ-8% 営業利益-48% 経常利益-46% 最終益-48%
想定通りの減益ですね。個人的にはもう少し減益幅が小さくなると考えていたので、どちらかと言えばネガティブです。
鶏卵事業は売上高-9%、営業利益-41%。鶏卵事業の悪化は鶏卵価格の推移を見ても一目瞭然ですね。価格が高騰すればそれだけ利益が上がる事業です。逆に下がればそのまま利益が削り取られます。円高による飼料価格の低下があってもこの水準です。
売上高で見ると、鶏卵価格下落に比べて小さいので着実に生産力は強化されているものと考えます。
食品事業は売上高-0.6%、営業利益+9%です。台風被害により道東の観光事業に影響がでたことで減収となりましたが利益は確保したとのことです。昨年のインバウンド特需の反動が少しでることを懸念していましたが、増益を確保できている点は素晴らしいです。台風被害は収束しつつあり、2Qからは影響が無くなるでしょう。
大幅減益ではありますが、対上期進捗では63%となっています。保守的な予想であることが認知されている状況ですので、やや弱いとも言えますが、通期でEPS100円程度は目指せるかもしれません。
期待の液卵事業は12月末に工場が完成し、1月から寄与しますので、こちらにも期待したいところです。また、北海道では灯油価格が今月に入って急騰しています。原油高に加えて例年以上の厳冬で品不足になっています。次の4半期決算では小さいかもしれませんがこれらの光熱費も増加することが予想されます。
あとは鳥インフルエンザですね…。既に道東で発生していますし、当社の設備は対策もしっかり施されているとはいえ、リスクが0ではないですからね。韓国では鳥インフルエンザが流行しており、鶏卵不足となっています。輸入の動きもあるようです。輸送コストを差し引いて採算が合うはずもなく、特需などは起こらないでしょう。
今回の決算を評すると、中立です。
現在、PER8倍で農林水産セクタではやや割安な状態ですので、ここで暴落するなら少量買い増しも検討します。
<1Q単体>
前期比売り上げ-8% 営業利益-48% 経常利益-46% 最終益-48%
想定通りの減益ですね。個人的にはもう少し減益幅が小さくなると考えていたので、どちらかと言えばネガティブです。
鶏卵事業は売上高-9%、営業利益-41%。鶏卵事業の悪化は鶏卵価格の推移を見ても一目瞭然ですね。価格が高騰すればそれだけ利益が上がる事業です。逆に下がればそのまま利益が削り取られます。円高による飼料価格の低下があってもこの水準です。
売上高で見ると、鶏卵価格下落に比べて小さいので着実に生産力は強化されているものと考えます。
食品事業は売上高-0.6%、営業利益+9%です。台風被害により道東の観光事業に影響がでたことで減収となりましたが利益は確保したとのことです。昨年のインバウンド特需の反動が少しでることを懸念していましたが、増益を確保できている点は素晴らしいです。台風被害は収束しつつあり、2Qからは影響が無くなるでしょう。
大幅減益ではありますが、対上期進捗では63%となっています。保守的な予想であることが認知されている状況ですので、やや弱いとも言えますが、通期でEPS100円程度は目指せるかもしれません。
期待の液卵事業は12月末に工場が完成し、1月から寄与しますので、こちらにも期待したいところです。また、北海道では灯油価格が今月に入って急騰しています。原油高に加えて例年以上の厳冬で品不足になっています。次の4半期決算では小さいかもしれませんがこれらの光熱費も増加することが予想されます。
あとは鳥インフルエンザですね…。既に道東で発生していますし、当社の設備は対策もしっかり施されているとはいえ、リスクが0ではないですからね。韓国では鳥インフルエンザが流行しており、鶏卵不足となっています。輸入の動きもあるようです。輸送コストを差し引いて採算が合うはずもなく、特需などは起こらないでしょう。
今回の決算を評すると、中立です。
現在、PER8倍で農林水産セクタではやや割安な状態ですので、ここで暴落するなら少量買い増しも検討します。